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ドクター・ゲロは、鳥山明の漫画『ドラゴンボール』またはアニメ『ドラゴンボールZ』『ドラゴンボールGT』『ドラゴンボール改』に登場する架空の人物。声優矢田耕司

人物像 編集

レッドリボン軍の天才科学者で、人造人間製造のスペシャリスト。レッドリボン軍を壊滅させた悟空に復讐するため、様々な人造人間を作ったのち自らベースとなり、19号に自分を改造させ人造人間20号となる[1]。脳など一部を除き肉体のほとんどは機械化されており、腕や胸はおろか首や頭部の大半も機械となっている。基本性能は19号とほぼ同じで、エネルギー吸収式である。

戦闘力は、人造人間19号より高いが、17号、18号にはかなり劣る[2]ヤムチャの体を腕で貫いて意識不明にさせ、アニメではクリリンも軽くあしらっている。

孫悟空らと対峙した際にピッコロに「自分自身がドクター・ゲロのようであるように話をしている」と指摘されたとき、「私はドクター・ゲロに作られた人造人間で、ドクター・ゲロは死んでもうこの世にはいない」と、自分の正体を隠す発言をしているが、結局はブルマに見抜かれた。

浅黒い肌に腰の辺りまで伸びた白髪、髪の毛と同様白い髭をたくわえた老人といった面持ちで、一見すると人間と区別が付かないが、帽子を取ると透明なドーム状の頭部から脳が透けて見える[3]。生身の人間であった頃は眉毛があったが、人造人間への改造に伴い、なくなっている。生身の人間の頃の姿は扉ページで一度だけ描かれている[4]

科学者としての技術は極めて優秀で、世界最高クラスの権威と実力を持つ科学者であるブリーフ博士ですら、人造人間17号18号の設計図を見た際には「自分にも分からないことが多い」と発言している。しかし、性格にはかなり問題があったようで、「世界最悪の軍隊」と称され評判の悪いレッドリボン軍に所属し、人造人間という倫理的に問題がある研究も厭わずに行ってしまう。ブルマからは「科学者では結構有名でイヤな奴らしいけど天才だった」と科学者の本で見たときのことを回想されており、ブリーフ博士も上記の発言の後に「この才能を正しいことに使っていれば」と残念がっている。

ストーリーへの絡み 編集

存在が明かされたのは、未来からトランクスがやって来たときである。

  • エイジ750 - レッドリボン軍が悟空により壊滅。以後悟空打倒のため、小型の昆虫スパイロボットで悟空たちの闘いを偵察及び細胞を採取。
  • エイジ767 - 南の都にて19号と共に出現。無差別に殺人を行い、人造人間を探していたヤムチャのエネルギーを吸い取る。異変に気づいた悟空・ピッコロクリリン天津飯と遭遇。悟空に人気のいない所で戦うことを勧められるが、移動するつもりはないとビームで南の都を壊滅状態に陥るほどに破壊し、それに激怒した悟空に阻止され荒野へと誘導される。

悟空が心臓病で倒れるものの、超サイヤ人に覚醒したベジータに19号を破壊され、その後逃走する。

逃走中、ベジータを倒すためにピッコロに襲い掛かり、エネルギーを吸収するものの、助けに向かった孫悟飯に攻撃されて他のZ戦士たちに居場所を知られる。仙豆を食べて体力を回復させたピッコロに圧倒された挙句、片腕を切断されてしまう。だが、おりしもブルマが乗っていた飛行機が飛んでいるのを見て撃墜し、人造人間17号18号を起動させるため、再び逃走する。(青年の)トランクスに救出されたブルマは科学雑誌の記憶から「あれはドクター・ゲロに間違いない」と話す。

クリリンに研究所の場所を知られるも、17号、18号の起動に成功する。しかし17号たちの反抗的な態度は改善されておらず、緊急停止コントローラーを奪い取られて壊された挙句、最期は17号によって殺された。

アニメでは死後、魔人ブウ編で地獄から界王神界での悟空たちとブウの戦いをフリーザ一味やセルとともに観戦していた。また、人間当時の姿ではなく、人造人間の状態であった。

異時系列におけるドクター・ゲロ 編集

詳細は不明だが、現在の世界と同じく自らが開発した人造人間に殺されていることがトランクスより語られた。作中の世界に登場したセルが元々存在していた世界のドクター・ゲロも同様であるが、アニメでは自爆から復活後、悟飯とかめはめ波の撃ち合いの際のセルの回想にて、17号たちを吸収して完全体になるように促すような台詞を発言している。

劇場版での登場 編集

Z劇場版7作目『極限バトル!!三大超サイヤ人』冒頭にて、本編同様17号・18号に殺害される。しかし彼の怨念が地下深くのスーパーコンピューターに乗り移り、処分したはずの13号達を完成させ、悟空達を狙う。

ドラゴンボールGT 編集

ドクター・ミューと組んで地獄で新17号を完成させ、打倒・悟空と世界征服に燃えていた。地球への進行を果たして計画を進めていたが、超17号戦でパンに超17号を止めるよう人質にされたことでやむなく超17号を止めようとする。しかし、新17号を作った際にドクター・ミューによりプログラムをドクター・ミューだけの命令を聞くように書き換えられていたことが判明し、またドクター・ミューは全ギャラクシー(銀河)征服を本来の目的としていたなどの野望の食い違いから裏切られ、かつて17号に破壊されたように、結果的にまた17号に裏切られ破壊されるという皮肉かつ口惜しい最期を遂げる。その際「またしても…」と、怒りではなく悲しみの発言・表情をしている事から、17号に本人なりの愛情はあった様子。なお、破壊される直前にはドクター・ミューから世界征服の野望を取るに足らないと馬鹿にされ、17号は究極の人造人間などという子供だましではなく、究極のマシンミュータントだと言われていた。

一人称は、「わたし」から「わし」に変わっていた。

ゲロの技 編集

アイビーム[5]/バイオニックパニッシャー[6]
改造を施した眼球から細い光線を射出する技。継続して放つことで都を薙ぎ払い、半壊状態にした。その後、悟空を助けるために飛び出してきたピッコロに対して使用し、彼に命中させることにも成功しているが、大きなダメージを与えるには至らなかった。
エネルギー吸収[5]/エナジードレイン[7]/ドレインライフ20[8]
エネルギー吸収式の最大の特徴。掌に埋め込まれた特殊なレンズからエネルギーを吸収、自分のスペックに加算する。生物を手で掴むことによって対象の持つ生体エネルギーを直接吸い取ることができるほか、相手の放った気弾の類も吸収可能で作中で限界は示されていない。各種ゲームでも忠実に再現されており、自身の体力、または気力を回復できることが多い。
エネルギー波/フォトンウェイブ[9]
掌のレンズから貯蓄したエネルギーを逆噴射させる技。蓄えたエネルギーを放出するため、本体の戦闘力は下がってしまう。
うるさいハエめ[10]
相手の足を掴み投げ飛ばして、ニー・ドロップを2発食らわす。クリリンを迎撃するために使用。

その他、サーチシステムを組み込んでおり生命体の索敵が可能。舞空術のように自在に飛行可能だが、厳密には体内の反重力装置による賜物である。

ドクター・ゲロの研究所 編集

南の島よりゲロが逃げ帰った、北エリアの深い渓谷の中にある洞窟に建設された秘密研究所。崖の中ほどにある洞窟の中に入り口がある。入り口は暗証コードを入力しないと開かない[11]。壁には人造人間を格納したカプセルが立てかけられている。地下室には巨大スーパーコンピューターとセルをつくるためのカプセルがある。

クリリンと未来から来たトランクスによって、すべての機器は破壊された。

補足 編集

一部ゲームでは人造人間16号と戦わせると、「お前に従うようにはプログラムされていない」と発言されてしまう。

ゲームボーイカラーで発売されたカードRPG『伝説の超戦士たち』では、バトル中に使用すると人造人間に致命的なダメージを与えることができる「きんきゅうていしそうち」というカードが存在するが、ゲロはそのカードを使うことが出来ない上に、「人造人間に致命的なダメージを与える」という効果は適用されるため、相手に使われると自身が緊急停止させられてしまう恐れがある

『CROSS EPOCH』でのドクター・ゲロ 編集

合作漫画『CROSS EPOCH』ではベジータたちの組織に決闘を挑むが、ベジータたちにドタキャンされ、「あんな弱いやつら」とも言われている。名前のみの登場。

脚注 編集

  1. 作中では18号に尋ねられた際「永遠の命が欲しくてな」といった旨の発言をしている
  2. 渡辺彰則編 「キャラクター辞典」『ドラゴンボール大全集 7巻』集英社、1996年2月25日、ISBN 4-08-782757-7、76頁。
  3. 『改』では帽子をかぶる際、ぜんまいを巻いたような効果音が鳴っている
  4. アニメでは、セルが誕生した理由を述べる回想でその姿が登場している
  5. 5.0 5.1 スーパーファミコンソフト『ドラゴンボールZ 超武闘伝
  6. プレイステーション2ソフト『ドラゴンボールZ Sparking! NEO
  7. GBA専用ソフト『ドラゴンボールZ 舞空闘劇
  8. プレイステーション2ソフト『ドラゴンボールZ Sparking!』シリーズ
  9. プレイステーション2ソフト『ドラゴンボールZ2』
  10. プレイステーション3・Xbox360ソフト『ドラゴンボール レイジングブラスト
  11. 作中ではクリリンと天津飯の肉弾では開かず、ベジータが破壊した。

eu:Gero Doktorea

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