ドラゴンボール > ドラゴンボールの道具 > ミクロバンド
ミクロバンドは、鳥山明の漫画『ドラゴンボール』に登場するブルマの発明品の1つ。腕時計の形をしていて、使用者を小さくすることができる装置である。
概要[]
腕時計のような外観で手軽に装着し、スイッチ1つで使用者を小人化することができる。小人化の際、使用者の身に着けている物(服や装飾品)もすべて一緒に縮小化される。小人化中にもう一度スイッチを押すことで簡単に元に戻ることができる。
ブルマがドラゴンレーダーを持ったまま小人化し、そのまま使っている事から所有物も一緒に小さくできる。
小人化による身体能力低下への対策がされているようで、他の作品でよくある「小人になると声が小さくなる」現象はなく、ブルマが小人になっても普通の話し方で悟空と会話できていた他、亀仙人がトイレに流された時の悲鳴もブルマに聞こえている。その他に、ブルマのママが小人化したブルマをハイヒールで踏み潰しても、怪我一つせずピンピンしている描写があるため、耐久性にも対応している模様。
小人時のサイズは悟空曰くネズミ大。ブルマのママが小人状態のブルマを踏んづけた描写にて、ママのハイヒール足とほぼ同じ大きさであることから、女性の足のサイズと同程度(20cm半ば)の大きさと見られる。
防水機能あり。覗きをしようした亀仙人と一緒にトイレに流された事もあるが、問題なく使用できている。
小人状態から戻る際の復元力も強力で、使用者の体に強い外圧が掛かっていてもはねのけて元に戻ることができる。ブルマはこのおかげでブルマのママに踏まれた状態でも元に戻ることができた。但し外圧が掛かっている場合はそれに反発するためか、通常時より急激に大きくなる傾向があり、普段マイペースなブルマのママも急に足の下がせり上がった事に驚いていた。
略歴[]
ブルマが悟空のドラゴンボール探しに同行するために発明。筋斗雲に乗れないブルマが小さくなって悟空の懐に入ることで筋斗雲に同乗できると考えて作られ、2回目のドラゴンボール探しの途中でブルマが使用し冒険に加わった。
その後、次のドラゴンボールが海底にあることがわかり、潜水艇を借りる交換条件として亀仙人の手に渡った。以後、亀仙人によって小さくなって女性のトイレを覗くというしょうもない使われ方をして出番を終えてしまう。
作中での扱い[]
小さくなれるというすごい機能を持っていながら使われたのは短期間で、存在を知っている人物も確認できるだけでブルマ、悟空、ブルマのママ、亀仙人、ウミガメとごくわずか。使ったことのある人物はブルマと亀仙人の二人だけで、この二人も便利さよりもひどい目に遭うエピソードばかりと、漫画的にかなりのポテンシャルを持った発明品の割に、某どら焼き好きのタヌキロボの持ってるライトの様に頻繁に使われることはなかった。
ブルマの使用エピソード[]
悟空が2回目のドラゴンボール探しの途中で、ドラゴンレーダー修理のためブルマの家(カプセルコーポレーション)を訪ねた時にブルマが見せたのが初登場だった。ブルマは当時ヤムチャとケンカ中だったり学校に退屈しサボったりと、日常の鬱憤が溜まっていたようで、悟空との再会を機に再び冒険に出ようと考えて悟空にミクロバンドを披露した。
ブルマは試しに小さくなってみせて悟空を驚かせることに成功する。しかし調子に乗って油断し、後から来たブルマのママにぷちっと踏まれてしまう。
不幸にもブルマのママはドレス衣装だったためブルマは硬くて圧力も高まるハイヒールで踏まれてしまう。更に不幸なことにブルマのママはその場で立ち止まり悟空と挨拶を始めてしまい、その間ブルマはずっとハイヒールの下敷きにされてじっくりと踏み潰し攻撃を受け続けるハメになる。
ブルマはママの踏みつけ攻撃にもがき苦しんでじたばたするうちに、ようやくミクロバンドのスイッチを押すことに成功。ハイヒールの重圧に反発するようにブルマの体は急激に元の大きさに戻り、ブルマのママはその反動に驚いて転びそうになるが、ブルマのお尻にハイヒールを突き立てて持ちこたえる。
ブルマは幸いなことに怪我もなくブルマのママの足の下から無事生還を果たす。この時、ブルマのママに「ママの足の下でなにしてるの?」「そんなところでちいさくなってるからよ~」と呑気な口調で言われる。部屋にノックもせずいきなり入ってきて、小さくなったとはいえ30cm近くはあったブルマを踏みつけた上、不安定なハイヒールにも関わらず平然と立ち止まって踏み続けたブルマのママの天然過ぎる行動にブルマは激怒する。
亀仙人の使用エピソード[]
ブルマから潜水艇の交換条件でミクロバンドを手に入れた亀仙人は、女性陣のトイレ覗きに使用する。交換条件の潜水艇がクリリン達の買い物に使用中で、帰ってくるのを待っている間にその機会が発生。ブルマがトイレに行った後を追ってミクロバンドを使用する。使用した亀仙人の大きさはブルマの靴と並ぶと同じくらいのため、ブルマ同様女性の足のサイズくらいだった。
トイレに潜入しブルマのパンツ姿を拝むことには成功するも、ブルマは既に用を足しておりそれ以上の姿を見る事が出来ず呆然とし、うっかり足を滑らせて便器の中へ落下する。
ちょうどその時にブルマが水を流したため、亀仙人はトイレに流されるハメになる。
小さいとはいえ30cm近くあった亀仙人だったが、トイレは詰まることなく流れて脱出に成功。但し汚水まみれとなったため海で洗っていた。後にウミガメに家に入ったはずなのに外から出てきたことを突っ込まれている。
その後ブルマの失敗に懲りず、買い物から帰ってきたランチにも覗きを決行する亀仙人。ブルマの時の失敗から反省し、今度は先にトイレに忍び込んで待っていた。しかしトイレにやってきたランチは用を足すのではなく掃除を始めてしまう。
掃除機の吸引力勝てず、吸い込まれてしまう亀仙人。その後ランチが違和感を感じる描写はあるが、脱出する描写はないためどうやって出てきたのかは不明。