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Dr.スランプ』(ドクタースランプ)は、鳥山明による日本の漫画作品。

作品解説 編集

ゲンゴロウ島のペンギン村に住む発明家、則巻千兵衛(のりまきせんべえ)博士が作ったロボット、則巻アラレのハチャメチャな日常を描いたギャグ漫画。

週刊少年ジャンプ』(集英社)にて1980年5・6合併号から1984年39号まで連載。鳥山は今作が連載デビューとなった。第27回(昭和56年度)小学館漫画賞少年少女部門受賞。単行本はジャンプ・コミックスで全18巻。単行本の第5巻は、初版130万部を発行し、『ドラえもん』(巻数は不明)の120万部を上回り(当時の)日本におけるコミック単行本の初版部数を更新[1]。さらに第6巻は初版220万部と、日本のコミック単行本初の初版200万部超となった[1]。後に愛蔵版(1990年 - 1991年)・集英社文庫コミック版(1995年 - 1996年)が全9巻、完全版(2006年 - 2007年)が全15巻で発行されている。また、1981年に『Dr.スランプ アラレちゃん』、1997年に『ドクタースランプ』として2度にわたってアニメ化された。

ロボットなのに眼鏡をかけるという設定、擬人化した動物のキャラクターが登場するなど童話的な独特の世界観も人気の要因の一つであった。鳥山の出身が愛知県清洲町(現・清須市)ということもあり、その地域で使われる方言の名古屋弁が作中で多用されている。また、「ほよよ」・「んちゃ」・「キーン」・「バイちゃ」などのアラレ語は流行語にもなった。

当初は作品名にあるように、アラレの生みの親である千兵衛を主人公として毎回発明品で失敗する、という方向性のストーリーであったが、後にアラレを主人公に据えて展開された。後に作者は、本作が短期打ち切りとなった時のことを配慮し、連載開始前から既に担当の鳥嶋和彦と次回作の打ち合わせをしていたことも明かしている。

鳥山本人が大の車好きということもあり、一時期、毎回扉絵に自動車が登場し、アラレが運転しているなどの場面が描かれた。車は欧州車やホンダ車が中心。しかしあまりに描きすぎて、担当の鳥嶋に注意されたこともあるという。大概は鳥嶋の意向を汲んできた鳥山であったが、恋愛漫画を描くのが大の苦手である鳥山は、アラレとオボッチャマンのラブシーンの要求には気が進まなかったという。

登場人物 編集

Dr.スランプの登場人物」を参照

則巻アラレやその同級生などのペンギン村の面々が主として登場。時折、さまざまな宇宙人などもゲストキャラクターとして姿を見せる。

愛蔵版以降では登場キャラクターの一部が修正されている。黒人差別をなくす会の抗議により、人食い人種のキャラクター(単行本第9巻・新婚旅行の話の導入部など)や大都会島アメリカンハイスクールのサンデーブラザーズやアラレ・あかね・オボッチャマンがやらされたジャングルの奥地の住人の扮装が愛蔵版では修正された。完全版においては、新婚旅行に登場したキャラクターのデザインが元に戻っているが、ナス(表紙)やトマト(本編)を連想し易い配色に変更している。また、連載初期はウルトラマンなどの特撮キャラクターが背景に描かれていたが、愛蔵版以降では無断転載による著作権侵害を回避するため円谷プロダクション関連のキャラクターがオリジナルキャラに描き換えられている。一方、ゴジラの場合は「©東宝」の表記を加え、許諾を得たことで改変が回避されている。なお、文庫版は愛蔵版と同一の版を使用して印刷されているため、修正箇所なども愛蔵版と文庫版は同一である。

他作品との共演 編集

連載終了後、一度だけ鳥山の次作『ドラゴンボール』(其之八十一 - 八十三)の舞台としてペンギン村が登場する。このときのペンギン村は、『Dr.スランプ』の連載終了時の設定がほぼそのまま受け継がれている[2]。出演した『Dr.スランプ』のキャラクターの幾人かは話の大筋にも絡んでおり、特にアラレは大活躍を見せる。該当部分がアニメ化された際には(アニメ『ドラゴンボール』第55話 - 第57話)、『Dr.スランプ アラレちゃん』と同一キャストの声優陣が出演した。また、1997年に『ドクタースランプ』としてリメイクされた際には、中盤におけるテコ入れの一環としてこの部分がペンギン村視点でリメイクされている。その為、ペンギン村の所在地が日本近海とされている当初の設定に矛盾が生じている。

鳥山作品以外のキャラクターとの共演では、1981年7月25日に放送された特番『夏休み人気アニメ祭り アラレちゃん一家総登場!! 1000年女王の正体は!?』において、当時『アラレちゃん』と同じくフジテレビで放送中だったアニメ『新竹取物語 1000年女王』(原作は松本零士)のキャラクターとの共演がある。

脚注 編集

  1. 1.0 1.1 「集英社、コミック単行本『Dr.スランプ』絶好調──第6巻初版220万部、業界新」『日経産業新聞』1981年12月21日付、4頁。
  2. タロウが警察官になっており、アラレたちはまだ高校を卒業していない。

外部リンク 編集


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